アネキの所へ走った… これでもかってぐらいに、 こんな全力で走った事なんか無いってぐらいに アネキの仕事… 結構有名な店でアネキは学生にも関わらず腕をかわれてソムリエをやってる。 それは俺らの親父の影響でもあるのだろうけど―― 携帯に電話を入れる。 「もしもし、准?」 『ハァ…ハァ… アネキ? 今出てこれねーかな?』 息を乱しながらの俺の言葉に焦ったように 「どうしたの?!?! 今どこにいるの?」 『アネキの店の前』 俺がそう言った後すぐに勢いよく店のドアが開いた―――