「篠山くん! 何処行くの?!」

同じ実行委員の…
あ、
名前何だっけ

忘れたけどとにかく気の強そうな女……の子が鞄を持って教室を出ようとする俺を呼び止めた。


『…家』

「はぁー?! 家じゃないよ。今日、委員会なんだから」

『行かなきゃ駄目??』

「当たり前でしょ?! 3年の実行委員なんだから! 早く行くよ」
俺の腕を引っ張って連れていくこいつを見て、

あぁー
こいつは根っからの真面目キャラってゆうか委員キャラ?
良く分かんねえけど、
黙ってサボらしてはくれないだろう。と思った


面倒くさい
今日はアネキ帰ってくるの早いから一緒に夕飯食べれる日だったのに…
という長い意味の溜め息をつくとそいつは眉間にシワをよせて俺を睨んだ。



『分かったよ。行くから、ちょっと電話させて』