そんな風に思ってくれてたなんて知らなかった。 私の顔はやわらかいマシュマロみたいにゆるんで、ふわって浮かべそうなくらい気持ちは軽くなっていた。 ふと、やけに静かな夕貴が気になって視線を向けて気づいた…。 私のゆるんだ顔は一気に驚きにかわった。 夕貴の頬をつたう、綺麗なしずく─…