「俺はMHⅡじゃない…俺の名は、本城隼人だ」

「……!」

その言葉に、私は思わず息を飲む。

こいつ…どこまでも反抗的な…!

怒りを覚える私に、隼人は更に続ける。

「どんなに肉体が化け物同然に変わり果てようとも…俺は人間だ。人間として生きる。人間として…貴様らを叩き潰してやる…!」

「冴えない遺言だったな」

私は片手を上げて部下に合図を送る。

同時に、隼人を取り囲む兵士達が一斉に手にしたマシンガンを発砲!

硝煙で視界が遮られるほどの激しい銃撃が、隼人たった一人を襲う。

一体何百発の弾丸が撃ち込まれているのだろう。

これでは蜂の巣程度では済まない。

肉体が原形すら留めない筈だ。