「よし、琴音着いたよ。…琴音?」

………ね、寝てる。 本当に君は可愛い…。

でも、もう君は俺の生徒…。
だから俺は君を好きにはなってはいけないんだよな…。

「…ン、准兄…ちゃん、どうしたの?

そんな悲しい顔しないで?」

ドキ

「え…?」

ニコッ

「笑って…?辛そうな悲しい顔をしないで?」

「俺そんな顔してた?」

「してた。」

「そっか、いろいろ考え事してたから(笑)
さぁ、お父さん待ってるから行こう」

「あぁ、そうだな。」