「解散をとめられなくて、本当にごめんなさい」
「いや、いいんだ。悪いのはおれなんだから。北村麗華に気を取られた……」
「え、私ですか?」
しまった、と思ったときはもう遅かった。
これでは、おれが北村麗華のことばかり考えていたことがばれてしまう。
なんとかごまかさなくては。
「あ、ああ、そうだよ。北村さんと拓馬がどうなったのか気になって練習に集中できなかったんだ」
「ごめんなさい、やっぱり私のせいですね」
我ながらナイスフォローだと思ったのだが、結局北村麗華が悪いというような方向になってしまった。
ここはしかたない。拓馬のせいにしよう。
「いや、誰かのせいと言うなら、拓馬のせいだ。あいつが部屋から出てこなくなったせいだよ」
「いや、いいんだ。悪いのはおれなんだから。北村麗華に気を取られた……」
「え、私ですか?」
しまった、と思ったときはもう遅かった。
これでは、おれが北村麗華のことばかり考えていたことがばれてしまう。
なんとかごまかさなくては。
「あ、ああ、そうだよ。北村さんと拓馬がどうなったのか気になって練習に集中できなかったんだ」
「ごめんなさい、やっぱり私のせいですね」
我ながらナイスフォローだと思ったのだが、結局北村麗華が悪いというような方向になってしまった。
ここはしかたない。拓馬のせいにしよう。
「いや、誰かのせいと言うなら、拓馬のせいだ。あいつが部屋から出てこなくなったせいだよ」



