「大智どーしたんだろね」

なるがいきなり聞いて来たのでビクッと体が跳ねた

「しっ……知らない」

「優奈ー 仲直りしないと気まずいままお互い引きずって行くよ」

なるがそう言ったが私は

「大智はそんな事思ってないよ…… その逆で喧嘩になったって言うことすら気付いてないよ」

私は自分で言っていながら泣きそうになった

「ハァー 素直じゃないねー ゥチはもう知らんけね」

なるは体を前に戻し 朝の準備をし始めた
自分でも分かっている
なるに当たっても意味が無いし私が悪いって事ぐらい

仲直りしなきゃいけない事が

でもそれが無理なんだよ
私から一方的にキレたみたいになってしまったから気まずいし謝りにくいのだ。







色々考えていたら
ドアがガラガラと開きドアの先を私が見たら
そこにはみくと大智が一緒に教室に入って来た。







それも 二人とも楽しそうに話しながら――――。