「あは……はははっ…………織田ちゃん…さっきぶりだね……」


苦笑いしながら織田ちゃんの顔を見ると 顔は笑っているけど目は笑っていなくて黒いオーラを感じた








「あっ……あの………先生??」


黒いオーラを背後にただ寄せている織田ちゃんが一歩近寄って来たから私は反射 的に一歩下がった



「「…………………」」




お互いが黙りあったまま織田ちゃんが一歩前に来ては私が一歩下がるという回りからみたら奇妙な光景が続いていた







「何で下がるわけ??」


「だっ……だって……近付いて来るから………」




申し訳なさそうに私が言うと

「お前は人が近付いて来たら後ず去る習性があるなら日常的に大変だな」




すぐに嫌味らしく言い返された



「今のは私が悪いと思うけど……そんな事 言われる筋合いないから!!!」




いつもの私なら今の織田ちゃんの言葉は受け流すけど 今の私にとって何もかもがムカムカしていたから 織田ちゃんの言葉に対しても 八つ当たりしてしまった


私 最低…………








「おいっ……高田!??」


いつもの私じゃない事に気がついたのか織田ちゃんは焦っていた