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「江田ちゃん。・・・・なんか今日、頭臭わない?」

「うるさいですね!だったらそんなに近づかなきゃいいでしょ!」

「しょうがないじゃん、居残り中なんだから。目ぇ離すとボーッしてさ、俺が見ててやんないと先に進まないでしょーが」


・・・・ということで、今日もあたしは塾で1人居残り中です。

“江田ちゃんスペシャル仕様”はどこへやら、そしてあたしは紙の上の数学に悪戦苦闘中です。


「それは、そうですけど・・・・。でもだからってストレートに臭うって言わなくてもいいじゃないですか!誰のせいでっ!」

「俺だって言いたいの?」

「言いたいですっ!」


ただでさえ毎日ヘトヘトなのに、先生がウチでご飯食べたりしたからドッと疲れたんだもん。

おかげでシャンプーできなかったんだもん。・・・・臭いますわよ。


「それは江田ちゃんが100パー悪いんでしょ。なんでもかんでも俺のせいにしない」

「したくもなりますよっ!遅刻しちゃったんですよ!? 皆勤賞狙ってたのにっ!!」

「ほほぅ〜。それは残念」