やったよユカ様！さすが先生!!
ほっぺたの痛みも忘れて、ぐいっと身を乗り出して先生を見る。
自分では見えないから確認のしようがないけど、今、あたしの目はキラキラ輝いていることだろう。
そんな目を向けて、今か今かと。
「ホント江田ちゃんって調子いい子だよね〜。感心するわ、その変わり身の早さ････」
「いいからいいから！早くぅ!!」
もー、焦らさないでよ！
先生のその閃きにユカ様の命運がかかっているんだからっ！
「じゃあ、心して聞けよ？」
「はいっ!!」
ゴクリ、喉が鳴る。
「もう一度、告白させなさい」
････はい？
聞き間違いかな、なんか、すごく酷なことを言った気がするよ？ その選択肢は真っ先に切り捨てるべきものなんじゃないの？
もう一度気持ちを伝えるのは、どん底まで落ちているユカ様にとって苦痛すぎるとあたしは思う。
もっとほかの方法が････!!
「ダメ。それ以外に方法はない」
けれど先生は、あたしの心を見越して強い口調でそう言う。
