36.8℃の微熱。

 
“ん? 何か?”だとぅ!?

すっとぼけるんじゃないよっ!!


「ユカ様さぁ、今サラッとひどいこと言ったよね? 親友のくせにあたしをバカにしたよね?」

「そぉ?」

「むむむむ〜」

「あ、卵焼き、いただきぃ〜!」


そうかい、アナタはあくまでもしらを切るつもりなのかい。

これじゃあまるで、あたしはただの能なしのアホっ子じゃない。

ソッチ方面とかほかの手とか、それじゃあまるでユカ様は大人の階段を上ったみたいじゃない。

取られたお弁当の卵焼きなんてどうでもいい、今は無性に悔しい気持ちでいっぱいだ。


「じゃあ、ユカ様はサトルさんと“そういうコト”になったの? いつよ? あたし、聞いてない」


あたしはブスッと膨れて残っていた卵焼きに箸を突き刺した。

そして、乱暴に口に放り込む。


サトルさんとの恋の進捗状況はちょくちょく聞いていたけど、こういう男性の視覚に訴えるやり方まで知っているということは・・・・。

経験アリ、と見た。

だから悔しいのだ、報告してくれなかったことが無性に。