“ん? 何か?”だとぅ!?
すっとぼけるんじゃないよっ!!
「ユカ様さぁ、今サラッとひどいこと言ったよね? 親友のくせにあたしをバカにしたよね?」
「そぉ?」
「むむむむ〜」
「あ、卵焼き、いただきぃ〜!」
そうかい、アナタはあくまでもしらを切るつもりなのかい。
これじゃあまるで、あたしはただの能なしのアホっ子じゃない。
ソッチ方面とかほかの手とか、それじゃあまるでユカ様は大人の階段を上ったみたいじゃない。
取られたお弁当の卵焼きなんてどうでもいい、今は無性に悔しい気持ちでいっぱいだ。
「じゃあ、ユカ様はサトルさんと“そういうコト”になったの? いつよ? あたし、聞いてない」
あたしはブスッと膨れて残っていた卵焼きに箸を突き刺した。
そして、乱暴に口に放り込む。
サトルさんとの恋の進捗状況はちょくちょく聞いていたけど、こういう男性の視覚に訴えるやり方まで知っているということは・・・・。
経験アリ、と見た。
だから悔しいのだ、報告してくれなかったことが無性に。


