「だってさぁ、茜ちゃんは先生と“そういうコト”がしたいワケじゃないんでしょ？」
「ギャッ!! また昼間っからハレンチなことをっ！やめなはれ！」
「だから今回はオブラートに包んだでしょうが。で、もう１回聞くけど、そうなんでしょ？」
よほどあたしが腑に落ちない顔にでもなっていたのか、ユカ様は少し真面目な顔つきで聞いてきた。
それにあたしは、コクリ。
小さく頷く。
昨日、朝一番で言ったのだ、先生と“そういうコト”がしたくて好きになったんじゃない、と。
「だったら、まずは茜ちゃんが先生をどれだけ好きか分かってもらうことが先決よ」
「ほぅ」
「告白する前から撃沈続きじゃ、茜ちゃんも大変だとは思うけど。そこはガッツと根性で！」
「ほぅほぅ」
「まぁ、ソッチ方面だったらほかの手で攻めるのもアリだけど、お子ちゃまな茜ちゃんは“好き”って知ってもらうだけで満足しそうだからさ。当面は、ね」
「ほぅほぅ、ほ････？」
ちょっとちょっと！
これは素直に聞き入れられぬぞ!!
「ん？ 何か？」
