36.8℃の微熱。

 
するとそこには、先生にしっかりと抱かれたあんこの姿が・・・・。

今にもあたしのところへ駆け出してくるといわんばかりに、先生の腕から身を乗り出していた。


「あんこ・・・・!!」


あたしが名前を呼ぶと、今度は身をよじって暴れだすあんこ。

先生はやれやれといった感じであんこを下ろしてやって。

あんこがあたしに向かって突進してくる間、その姿を眺めていた。


「ありがとぉ、せんせ〜!! バカって言ったのに探してくれて!」


先生のところ───公園の入り口まで、あんこを抱いて走る。

ついさっきまではここのど真ん中でまた泣いていたけど、そんな涙はどこかへ飛んでいった。


先生はラーメンを食べていなかった!あんこを探してくれていた!

勝手に悪者にしてしまった謝罪の気持ちと、見つけてくれた感謝の気持ちと・・・・どれだけの言葉を並べたらいいんだろう。


「俺ってスゲーだろ?」

「うん!!!!」


あんこの頭を撫でながら、得意気にそう言う先生。

本当にすごい!

俺様口調も光っていますよ!