けれど先生は・・・・。
「バ、バカ言うなよ!だからでしょーが!嫌だよ俺は!」
「はっ?」
「あのオヤジが用があるのは江田ちゃんでしょ? 俺は御免だ!」
「えっ!? ちょっ・・・・!」
「あとは任せた!江田ちゃんのぶんの切符は買っといてあげるからそれで勘弁して!悪いね!」
という具合に、そそくさと駅に歩いていってしまった。
そんなにマリアンヌさんと3人でいるところを他の人に見られたくないっていうのか。
あたしだって同じだっ!
こうしている間にも必死で走ってくるマリアンヌさんには、ホントのホントに失礼だけど。
「ハァハァ!! ゲホッ、ゲホッ!! やっと追いづいだわ、アンタら歩くの早いんですもの!」
でも、こんなに息を切らして追いかけてきたマリアンヌさんから逃げるわけにはいかないじゃない。
逃げたら逃げたでもっとすごい顔で追いかけてきそうだし、そのぶん人目も引くだろうし。
「大丈夫ですか?」
「ええ、まぁ」
仕方がないから、ゲホゲホ咳き込む背中をさすることにした。


