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夕方。
「駅まで送れなくて悪いね。もうてんてこ舞いでさ。なんで今日に限って午後も大繁盛なんだか」
「ううん。ユカ様も早く仕事に戻って!お客さんが待ってる!」
「あ、ホント!ごめんね、じゃあ気をつけて帰んなよ!落ち着いたらメールするから!!」
「うん!マリアンヌさんや王子にもよろしく伝えといてね!」
「あいよ〜!」
結局、自分からは何もできないまま夕方になって、海の家をあとにすることになったあたし。
今日はいつになく朝からお客さんの出入りが激しい日で、それが夕方まで続いていて。
駅まで見送ってくれる約束をしていたユカ様も、この通り。
「じゃあ、行こうか江田ちゃん」
「そうですね」
そうして、ゆっくりあいさつもできないまま、先生と2人、駅まで向かうことになった。
先生と2人きりは気まずいけど、事情が事情だし・・・・仕方ない。
あたしのワガママのためにお店に迷惑はかけられないもんね。
そう心に決めて、先生が歩くあとをあたしも急いでついていった。


