36.8℃の微熱。

 
なんて説明したらいいものか。

しいて言えば、こんなふうに周りから固められたくないというか。

自分でもはっきりしていない気持ちを、誰が好きだという型にはめられたくない、というか・・・・。


「ごめんごめん。茜ちゃんの気持ちは、その顔見たらなんとなく分かったから。やだよね〜、20代も半分過ぎるとオバサンくさくなっちゃって。ホントごめん、余計なことはもう言わない」

「・・・・はあ、そういうものなんですか。あ、でも、そうしてもらえると、正直助かります」

「うん、分かった。素直でよろしい。じゃあ、そういうことで」

「はい。おじゃましてどうもすみませんでした。それじゃあ」

「は〜い!」


この人、というかほかのお姉サマたちもみんな、見た目ほどキツい人たちじゃなかったみたいだ。

話してみると案外楽しいし、お茶目だし、王子やあたしのことも邪険に扱わないでくれた。

先生は歳も近いしナンパしようとしていた相手だし、話があるなら聞く耳を持つのは当たり前だっただろうと思うけど。

・・・・でもホント、いいお姉サマたちでよかった。