なんて説明したらいいものか。
しいて言えば、こんなふうに周りから固められたくないというか。
自分でもはっきりしていない気持ちを、誰が好きだという型にはめられたくない、というか・・・・。
「ごめんごめん。茜ちゃんの気持ちは、その顔見たらなんとなく分かったから。やだよね〜、20代も半分過ぎるとオバサンくさくなっちゃって。ホントごめん、余計なことはもう言わない」
「・・・・はあ、そういうものなんですか。あ、でも、そうしてもらえると、正直助かります」
「うん、分かった。素直でよろしい。じゃあ、そういうことで」
「はい。おじゃましてどうもすみませんでした。それじゃあ」
「は〜い!」
この人、というかほかのお姉サマたちもみんな、見た目ほどキツい人たちじゃなかったみたいだ。
話してみると案外楽しいし、お茶目だし、王子やあたしのことも邪険に扱わないでくれた。
先生は歳も近いしナンパしようとしていた相手だし、話があるなら聞く耳を持つのは当たり前だっただろうと思うけど。
・・・・でもホント、いいお姉サマたちでよかった。


