「大丈夫。いっぱい泣いたしグチも言ったし。ユカ様がいてくれたから、もうクリア!」
「そっかぁ!うん!!」
「うん!!!!」
そして2人でエヘヘと笑い合う。
泣いていたときティッシュでこすりすぎたのか、今になって目も鼻もヒリヒリ痛むけど。
でも、もう大丈夫。
終わったことをグジグジ言うのはここまでにして、後ろ向きより前向きに・・・・そうじゃなきゃ、あたしじゃないもんね!
「それにしてもさ!」
ヒリヒリの元・ティッシュの山をゴミ箱に捨てていると、ふいにユカ様が声を荒げた。
さっきまでの優しい感じとは打って変わって、どうしたことかプリプリ怒っている。
「ん? どうしたの?」
「いやね、あの人たちも先生も、茜ちゃんの気持ちをちっとも考えてないと思って!なんか今度はあたしが腹立ってきた!」
「ユカ様・・・・」
「あたしの親友に何してくれてんだって感じだよ!明日も来るとか言ってたからさ、今度は店先で塩撒いてやるよ!塩!」
じぃ〜ん・・・・。
ユカ様、アナタそこまで・・・・。


