36.8℃の微熱。

 
「ねぇ、先生。あたしって、実は相当危機感がないですよね」

「は? 何を今さら分かりきったことを。もとからそんなのがあるなら一度見てみたいもんだわ」

「・・・・」


見放されたくない、もう知らないなんて言われたくない、そう今までになく強く感じたけれど。

・・・・こんなことを言われちゃったら頑張ったってもう遅いのかな。


今までは、なんだかんだ言っても先生は面倒を見てくれた。

でも“今度という今度は”と我慢ならなくなる日もそう遠くはないのかもしれない。

同じところをグルグル回るだけのあたしなんて、先生からすればただのお荷物だもの・・・・。


「でもまぁ、江田ちゃんがそこまで危機感を感じてくれたのなら、俺としては悪くない結果だったと思うけど?」

「へ?」

「だから、この点数。江田ちゃんがこれからどれだけの努力をしていったらいいか、自分でもやっと分かったでしょ」

「はい。でも、あの・・・・先生?」

「なに」

「いや、あの・・・・」


改まって聞かれると、どう答えたらいいか分からないけど。