気づけばいつからだろう
失ったものを探そうとしなくなったのは
余韻が残らないように
過去を消すことしかしてない

お揃いのペアリングも外せないまま
朝を待つのは
やっぱり私が 卑怯だから?

焦れば焦るほど 苦しくなる
どうしても君を消せない
嘘を言い聞かせたって
頭が破裂しそう

気が付けば誰からだろう
少しのすれ違いなら大丈夫って
距離が広がっていくのに
全く 全く分からなくて

淡いピンクのパワーストーンが
音をならす
いつまでこうして持っているの?

戸惑えば戸惑うほど
どうしても忘れられなくて
携帯の着信メモリから
やっぱり名前消せない

探せば探すほど 寂しくなる
「000」の番号から
削除ボタンで終われるのに
親指が動かなくて