少しだけあなたの傍に寄っていいかしら
寒いだけよ、そう、寒いだけ
あなたにポケットに手を入れてもいいかしら
寒いだけよ、そう、寒いだけ

別にあなたに触れたいわけじゃない
偶然に偶然が重なって
こうなっただけなんだから

でもね、本当のことを言うと
少しだけこの寒さに感謝しないでもないわ
去年までは自分の敵だとしか
思っていなかった雪が
こんなに白く輝くことを知らなかった
もう少しだけ見ていたいから
もう少しだけ付き合って

一緒にカフェでも寄らないかしら
温まりたいだけよ、
そう、温まりたいだけ

別にあなたと話したいわけじゃない
何度も言うけど、
温まりたいだけなんだからね!?

この寒さがいつまでも続いたとするならば
私たちってずっと一緒にいれるのかしら?
ずっと傍で歩いて行けて
ずっとポケットに手を入れられて
ああ、もうココアが運ばれてきたわ
さあ、何を話そうかしら?

(時間はもうあまりないから
たくさん話してたくさん笑いたいわ)

(すべての季節が冬であればいい
あなたともっと あなたともっと)