されど空の青さを知る

≪学園一落とせないオンナ、瀬名美海を落とすのは何人目のオトコ?≫





いつからかそんな賭けが始まって。

いつの間にか私は暇つぶしのオモチャ。


いつからか慣れが私に笑顔でいつものキメ台詞を吐かせるようになって。

いつの間にか次々とナルシストが増殖し始めた。



俺なら、落とせる。
とか、カケラでも思えるその脳細胞に乾杯。



(ばーっか、)





さっきの1年生だって、37人目の3年生だって。

もうカオさえ忘れてしまったのに。




(疲れた、な)