一歩の目が開いた。

誰かが自分の前にいる??だれだろう??

「一歩。大丈夫??」

「宮!!イテッ!!」

「動かないで、傷が開いちゃうよ。」

「俺、死ななかったの??」

「うん!!左野香ちゃんが、助けてくれた。」
「左野香ちゃんが??」
「うん。宮ちゃんのこと幸せにするまで、死んじゃダメって。」

「左野香ちゃんらしいや。」

「あのさ~、一歩??」
なぜか恥ずかしいそうに下を向いて言う。

「うん??」