夕日がきれいな色をして、半分以上沈み、回りが薄暗くて、ところどころにあった水溜まりが、夕焼けのそらをうつしていた。
二人は、公園の前を通りかかった。
一歩は、その夕日の眩しいさが、目に入った。
自分が好きな色の夕日に気が付いて、足を止めた。
宮が、
「どうしたの??」
「いや、なんか夕日がきれいカナって思って……」
「エェ!!何??感傷みたいになってるの??」
と、宮は一歩の方を向いて、一歩の顔が夕日に照らされて、少しだけカッコいいって思ってしまった。
一歩が、
「ハイハイ、相変わらず、うるさいな~。でも、よくこの公園で、暗くなるまで、遊んだよな~。」

宮が、一歩に顔を背けて、
「……うん。」
一歩が公園の中に入って、ブランコの近くに行って
「よくこのブランコを取り合いしたな~、いつも宮の嘘泣きにダマされたけど…」

宮は、ドキドキしてた
「……うん。」
一歩は宮の様子が少し変だと思って、宮の顔をのぞきこんだ。
「どうした、顔赤いぞ??熱でもあるのか??」
宮は、
「………」