恋せよ男女(オトメ)

恵子  慎一郎  紀子  室井  結衣  篤



個室の中はUの字になっていて、交互に座ったら真ん中が室井で仕切りやすい状態になった。



「じゃー先ずは飲み物を!」



席に着いたとたん室井が喋り始めた。



「生中5  ウーロン1   」



「篤はウーロンな」



「あっ ハイ=3」



注文を聞きに来たウエイターに注文をした。



結衣は篤の顔を見て、



「ウーロン?」



「俺 運転手だから~(^-^)」



篤は手をクルクルっとジェスチャーをして見せた。



「そうなんだ~可哀想(+。+;)」



「ウーロン付き合いましょうか?  1人だと寂しいでしょ~」



「あ~大丈夫気にしないでいつもの事だから~」



「えっ・・・・いつもなんだ(>0<;)」



「ハイハイ・・・・そこ~勝手に親睦を深めないで先に注文を決めてから喋って~」



「結衣は何食べたいの?」



メニューは2冊



恵子と紀子は慎一郎を挟んで1冊



結衣は室井に1冊差し出されて、篤に見えるように開いて見せた。



「何がおいしいんですか?」



「う~ん  俺はコレとコレが好きかな~」



「じゃ~それに決まり!」



慎一郎の視線はメニューの方にはなかった。



2人で仲良くメニューを見ている結衣と篤につい目がいってしまう。



「・・・・・。」



結衣が視線に気付いてふと目をあげると・・・・・



「慎ちゃんは何を食べるんですか?」



恵子が慎一郎のうでをつついて聞いた。