恋せよ男女(オトメ)

「ありがとうございま~す」



「じゃ~行こうか(^0^)」



「は~い!!」



3人に遅れて結衣は少し後ろを歩いた。



「慎ちゃん・・・・?」



不機嫌な慎一郎の顔を何度か覗きこんだ。



「・・・・。」



3人組は後ろに乗り込んだ。



その後に慎一郎が乗ろうとしたら・・・・



グイッ=3



室井に腕を引っ張られ、室井が後ろの席に乗り込んだ。



『ムカッ(-_-#)』



3人に囲まれて座った室井はかなりの上機嫌で、



「お嬢様方は何が食べたいの?」



「・・・・大人な食べ物~」



「大人な食べ物って何?」



「たとえば・・・・小粋なお店で和食とか・・・」



「自分たちで行けない様な所がいいな~」



恵子と紀子は初対面とは思えないほど気さくに好みを言った。



「OK~篤~KAMAROに行って~」



「ハイッ!」



篤は当たり前のように運転席に移動させられていた。



「えっ~と行き先は決まったので・・・・自己紹介しよ~よ(^0^)」



「恵子です!」



「紀子です!」



少し間があって・・・・



「結衣です。」



「・・・・・。」



「君が結衣ちゃんか!!!」



室井の言葉を聞いてスグに慎一郎が後ろ向いて睨みつけた。