「大将　ご馳走様～」



「ご馳走様でした（＾－＾）」



先に店の外に追い出された結衣はもう一度店の中に戻って挨拶をした。



「またおいで～（＾０＾）/」



「は～い！　またつれて来てもらいます～ｐ（＾－＾）ｑ」



『まるで慎ちゃんのペットみたいだな・・・・』



大将は結衣といる慎一郎が新鮮で、自分まで顔がほころんでいた。




「遅くなったな～　帰るか！」



「打ち合わせは？」



「遅くなったから明日でもいいよ！」



「えっ？！　打ち合わせするつもりで迎えに来てくれたんじゃないんですか？」



「・・・・あ・・・・・あぁ（－。－；）」



打ち合わせというのは電話をする口実で、気になっていたのは結衣のお腹。



「今からでも大丈夫ですよ～山盛りお寿司食べてスグに寝たらデブになるから～」



「じゃ～行くか？！」



慎一郎は結衣を乗せてマンションに向かった。


車の中で結衣は・・・・・



・・・・Zzz　　コクリ・・・・Zzz　　・・・・Zzz　　コクリ・・・・・Zzz



「着いたら起こしてやるから寝てていいぞ～」



「ううん・・・大丈夫・・・・（＠。＠）」



「少しだけでも寝てろ～」



「ううん・・・大丈夫・・・・起きてる・・・・（＠。＠）」



「・・・・・」



言ってるそばから結衣の頭はユラユラしていた。



『食べたらスグに眠たくなるなんて、まだまだ子供だな』



慎一郎は眠気を必死で耐えている結衣を見て思わず笑ってしまった。