恋せよ男女(オトメ)

「大将に好きな物言って=3」



「・・・・・・。」



「あの・・・・・」



「どうしたの?」



「私・・・・回ってるお寿司しか食べた事がないので、何を頼んでいいのか分かりません(>×<;)」



「はははっ~そっかぁ~(^-^)」



「大将~左から2貫ずつ握って~」



「お寿司が2貫ずつ出てくるから1貫ずつ食べよう~」



「特に嫌い物は?」



「多分ないと思います(^-^)」



「じゃー とにかく出てきた物を一度食べてみたらいいよ!」



最初に平目が目の前に出された。



「このお魚は?」



結衣は慎一郎の方を見た。



「平目っ → この魚だよ」



ケースの中を指す。



「お~いし~(^0^)/初めて食べました!」



「そう~よかったね(^-^)」



結衣は次々と出される物を口にしては、慎一郎と店主に極上の笑みを送った。



一緒のペースで魚の名前を聞きながら・・・・・・



2人は1貫ずつ分けて食べていた。



「慎ちゃんが、しゃべりながら食べるのを初めて見たような気がするよ!」



店主からの一言が飛んだ。



「えっ?! いつもは無言で食べるんですか? 怖いかも・・・・・」



「はははっ=3  怖いって言うなよ(>3<)」



「俺・・・・そんなに喋らないかな・・・・?」



「喋らないし、笑ってないよ!」



「怖い人なんだ~~~~~慎ちゃん(¬0¬;)」



「・・・・・。」



突然慎一郎は笑い始めた。