恋せよ男女(オトメ)

5分程で結衣は走って戻って来た。



「スミマセン(-人ー;)」



「腹減った~早く行こう!」



結衣を車に乗せてドアを閉めた。



「・・・・どうしてご飯食べなかったんですか?」



「・・・・。」



「あ~ 行ったんだけど話しをしてたら食べる暇がなくて・・・」



「・・・・そうだったんですか~」



「遅い時間なのにワザワザ来てくれてありがとうございますm(_ _)m」



『ワザワザ・・・・』



慎一郎は何も答えなかった。



行きつけの寿司屋に入った。



「いらっしゃい・・・・・・(^-^)」



店主の目には、いつもと毛色の違う結衣が目に入った。




「今日はどうしたの?」



「何が?」



慎一郎は平然と答えた。



「その・・・・・チビっこいの・・・・。」


店主は少し言葉を濁した。



「あ~~~新しい俺の仕事のパートナーだよ(^-^)」



「仕事のパートナー?!」



「そうだよ~結衣ちゃん挨拶しときな!」



「細川 結衣です宜しくお願い致しますm(_ _)m」



「たくさん食べるからって付けとけよ(~0~)/」



「もうっ=3」



「・・・・・(^0^)」



慎一郎の見たことのないような表情に、店主はそれ以上深く聞けなかった。