恋せよ男女(オトメ)

ブォーン=3


慎一郎の車の深いエンジンの音が結衣の耳に届いた。


『辻さんとの話終わったのかな・・・・(-0-;)』


恵子と紀子は辻さんと何を話したのか、


もう辻さんと会えないのかな・・・・


結衣は少し寂しくなりながら、恵子と紀子が戻ってくるのを待っていた。



「ゆいっ・・・・・」


恵子と紀子は小さな声で結衣の名前を呼び、背中を屈めて講義中の教室に入って来た。


「どっどうだった?!」


結衣は講義中で小さい声でしか話せない事がもどかしくなった。



「話てきたよ・・・・・」


手前に座った恵子はヒソヒソ声で結衣に言った。


「・・・・・。」


聞きたい(;_:)


「後でゆっくり話すから~」


「・・・・。」


いつもの講義が倍の時間に感じた。



慎一郎は少しホッとした気分で車を走らせていると・・・・



♪~♪~

携帯電話が鳴った。


「もしもし~」


電話の相手は、さっきほったらかしにした室井。


「あっ!!室井ゴメン(-人ー;)」


「や~いいけど何だったのお前が慌てるなんて・・・・」


「今どこ?」


「家に戻ってるけど~」


「今から行くよ=3」


「お~お前の荷物もあるしな!」


「そうだった(+0+;)荷物も置きっ放しだったな・・・・スマナイ」


「じゃ後で!」


電話を切って自分がどれほど焦って結衣の元に向かったのか・・・・


我に返った。