恋せよ男女（オトメ）

pi pi pi


さっきかかってきた電話の着信履歴からダイヤルしてみた。



「電波の届かない・・・・・」



「チェ＃」



「どーせなら電波が届かないじゃなくて、電源切ってるって言えよ！！」



「あの子逃げるの上手だからな・・・・・」



とにかく結衣に会ってもう一度話さなくては・・・・と学校に向かった＝３



学校に結衣がいるかどうかも分からない・・・・



慎一郎は門の前に車を止めて待ってみる事にした。



あのまま帰ったかな・・・



１時間・・・経ったか経たないか、



「あっ？！」



結衣は恵子と紀子と一緒に学校に戻って来た。



門の前には・・・



見覚えのある目立つ車と、その車にもたれて立つ姿が絵になってしまう男性を見つけた。



「ちょっとアレって？！」



慎一郎の姿が目に入った恵子が大きな声で言った。



「うん電話を切ってスグに来たのかな～」



「ひつこいオヤジ（＞３＜＃）！」



「私達が行ってちゃんと断ってきてあげるから、結衣は先に中に入ってて！！」



「うっうん（・。・；）」



『そんなに悪い人じゃないのに・・・（－０－；）』



恵子と紀子が目くじらを立てて怒ってるのが辻さんに対して申し訳ないような・・・



何か悪いことを言われたりされた訳ではないのに・・・・



ただ恵子と紀子のパワーに勝てず結衣はオズオズと学校の中に入って行った。



ちょうど門を通り過ぎる結衣の姿を見つけて



「あっ？！～結衣ちゃん＝３」



結衣は慎一郎の声を聞いて学校の中に走って行った。



「待ってよ～！！！」



追いかけようとする慎一郎の前に２人の女の子に仁王立ちされる。