浅い眠りのまま朝を迎える。





目が覚めてすぐに結衣の部屋をノックした。





トントン゛





「結衣ちゃん・・・・・」






トントン゛






「結衣ちゃん・・・・・?」






結衣の学校に行く時間には少し早いと思いつつも、






仕事に向かう前にもう一度結衣と話がしたかった。






トントン゛





「入るよ=3」






慎一郎は部屋のドアをゆっくりと開ける。




「?!」






ベッドは綺麗に戻されていて結衣の姿はなくなっていた。






「( ̄0 ̄;)?!」






「いつの間に?!」






少し眠ってしまっていた隙に結衣は出て行ってしまっていた。






慌てて部屋に戻り結衣の携帯を鳴らしてみる。






「朝早くに出たのか・・・・」






「電波の・・・・・・」





「だよな(-_-;)」






予想はしていたものの、やはり電源は切られている。






「今日は学校に行くって言ってたよな・・・・・」






今日の朝からの予定はキャンセルできそうもないが、





♪~♪~   ♪~♪~





「もしもし」






竹井に電話を入れてみた。