どれぐらい経ったか・・・・






「慎ちゃん・・・・」






「・・・・Um?」






「出来上がった絵見てくれる?」






「うん  持っておいで(^-^)」






昨日言われた通り作品には手をつけていない。






小走りで作業場に向かう結衣の後ろ姿を目で追った。






あっという間に戻って来た結衣は、そっと慎一郎に手渡した。






「・・・・。」






「どうかな(-。-;)?」






「・・・・・。」






またもや無言の慎一郎の顔に結衣は






ビクッ=3






と全身に緊張が走った。






「ダメ?」







「ううん・・・すごくいいよっ=3」






「1作目とは違った感じでこれも使える!」






「本当?!」






「マジで!」






「明日早速出すよ=3」






「慎ちゃんはどっちが気に入ってくれたの?」