「ほら入って=3」






背中を押されるように部屋に入れられる。






「何か飲むか?」






「・・・・・。」






結衣は首を横に振る。






ペットボトルの水を結衣の前に置き自分は結衣の横に座った。






「・・・・どうしたの?」






「何でもない・・・・。」






「言わなきゃ分かんないよ!」






「・・・・・・。」






「あの・・・・絵。」






結衣は作業場に置いてある絵を慎一郎に見てもらおうと立ち上がった。






「今いいよ(-0-;)」






「座って=3」






結衣はもう一度慎一郎の横に戻される。






「何?  泣いてたの?」






「何がゴメンなの?」






「答えて・・・・・」





「いつも慎ちゃんに甘えてばかりで、迷惑ばっかりかけてるから・・・・。」






「ハァ~(; ̄□ ̄)=3」






慎一郎は大きなため息をついた。






「嫌われると思ったら・・・・・」






「・・・・・。」






慎一郎は結衣を引き寄せた。