恋せよ男女(オトメ)

心臓を掴まれたような気持ちで車を飛ばした。




キッ=3  キー=3   





言われた場所にスゴイ勢いで到着した。





そこには会ったことのない 結衣とは毛色の全く違う女の子が1人と野郎が2人。





『こんなになるまで飲ませやがって#』





そう言ってやりたくなったが、





「電話取ってくれてありがとう。」





一言だけ言って、結衣を抱き上げ車に乗せた。





3人はキョトンとしたまま 慎一郎の車が去って行くのを見ていた。





「(-0-#)」





体を動かしても気付きもしない・・・・





「自分を大事にしろよ!!」





自分が怒らせたとは言え、今日の結衣の行動には寿命が縮まる思いがした。






慎一郎は結衣を大切に抱きかかえ部屋まで運んでやる。





スヤスヤと眠る結衣を見て、





「心配させんなよ(-0-;)」





しばらく寝かせた結衣の横に座って





無事に連れて帰って来れた事にホッとしながら





フワフワの布団でくるんでやった。