恋せよ男女(オトメ)

竹井は慌ててデスクに戻り3Fの結衣が作業しているであろう部屋の内線を鳴らした。



♪~♪~

「細川さんいる?」


「さっきまで、いましたけど・・・・ちょっと待ってくださいね。」


電話を取ったスタッフは周りを見渡してみた。


「今ここにはいないみたいです(+。+;)」


「もし戻ったらそこにいさせて~社長がそっちに降りて行かれたから=3」


「ハイっ分かりました。」


電話を切ってスグに結衣が部屋に戻って来た。


「あっ結衣ちゃん!!社長が今からこっちに来られるみたいだから、ここにいるようにって!」


「えっ?!ここに社長が来るんですか(≧0≦;)」


結衣は今言われたばかりの事を全く無視して、慌てて部屋を出て行った=3


「どうしよう・・・・(;-;)」


廊下に出たらエレベーターが▼下りてくるのが見えた。


「ヤバイ!!とにかくこの場は逃げなくちゃ=3」


結衣は階段の方に急いだ・・・・。



バン=3


階段の鉄の重い扉を勢いよく開けたら鈍い大きな音がした。


「?!」


「痛っ!!!」


「えっ~~~~~(≧〇≦;;)」


結衣がドアの向こうを覗いたら・・・・・


自分の開けたドアにぶつかって、うずくまっていた人がそこにいた。


「スッスイマセン(>人<;)」


「大丈夫ですか???」


「・・・・・。」


「あの・・・・・(-0-;)」


慎一郎は頭を抑えながらゆっくり立ち上がって・・・・


「・・・・・・。」


「本当にスミマセン(>人<;)」


心配そうに手をかけた結衣に、大丈夫だから・・・・


と手を振って見せた。


「ゴメンナサイ・・・急いでいたものですから・・・」


「・・・・何をそんなに急いでいたの?」


「・・・・・社長が来るって聞いて(+。+;)」


『俺????』


慎一郎は目の前にいるのが結衣だと分かった。