「・・・・Um・・・・・」
浅い眠りなのか結衣の目が少しだけ開いた。
「慎ちゃん・・・・・」
自分の名前を呼んでもう一度目を閉じる。
「・・・・・hu(^-^)」
慎一郎は小さな結衣を抱き上げベッドに運んだ。
「・・・・・可愛いな」
すっかり眠ってしまっている結衣は、慎一郎に抱きしめられていた事も、
お姫様だっこでベッドに運ばれた事も知らずに深い眠りの中にいた。
「....Um...?」
目が覚めたら窓いっぱいに太陽の光が入っていた。
「寝すぎたような・・・・(-0-;)」
「?!」
ベッドで眠っていた事に気がついた。
『あれから・・・・』
何の記憶もない(?_?)。
「慎ちゃんに抱きついた・・・よな・・・・」
「それから・・・・」
何度考えても、やはりそこからの記憶はない。
結衣はベッドから体を起こし、そっと部屋のドアを開けた。

