恋せよ男女(オトメ)

「行こうか~(^-^)」




慎一郎は結衣に向かって手を伸ばした。




何で突然デートなのか・・・




何で突然手をつないで歩いてくれるのか・・・・




慎一郎の行動は全く読めない。




ただ・・・・




結衣は嬉しくて慎一郎に飛びつくように手を握り締めた




「こんな風に歩くのは久しぶりだな~」




「慎ちゃんはいつも車ばかりだもんね~」




「でも余計な物は買わなくて済むよね~」





「ハハハァ~そうかもしれないな(^-^)」




結衣はただ歩いているだけなのに嬉しくて、楽しくて・・・・・




転びそうになった。




「あっ!!」




慎一郎に支えられて我に返った。




「あっ ありがとう~つい嬉しくて(>0<;)」




恥ずかしそうに立ち上がる結衣に、慎一郎は優しく笑顔で返す。




「あ~~~~あれ可愛い♪」




結衣が落ち着いたのも一瞬だけ・・・・




可愛いストラップを見つけて走って行った。




薄い皮の紐にターコイズ、メノウ、オニキスとくっついてるストラップ。




「これください=3」




結衣は迷わず買っていた。




「ふふふ~」




「余計な物じゃないの?」




少し遅れて歩いて来た慎一郎は笑いながら言った。