「もう落とすなよ=3」


「は~い!行ってきます~(^0^)/」


何人かの事務所のスタッフに見送られ出て行った。



結衣が去った後残された社長は・・・・・


「何だ???」


「誰なの~#」


雰囲気を一気に壊されてしまった女は不機嫌に慎一郎(社長)に言った。


「・・・・・。」


慎一郎は廊下に散乱した物を拾い集め・・・・・


自分宛の書類を見て、事務所の人間である事は分かった。


『誰だ・・・・・アイツ?!』


「今の誰~?」


部屋に戻らない慎一郎の元に女が出てきて後ろからネットリ抱きついた。


慎一郎は横に落ちていたスクラップブックも拾い部屋の中に戻った。



女は慎一郎の背中から前に回り唇を奪った。


雰囲気を壊されたから・・・・というよりも慎一郎にとって目の前の女はどうでもいい女。


暇つぶしのような・・・・はけ口のような・・・・アクセサリーのような・・・・


へばりつくような女を引き離し、


「悪いけど帰ってくれないか(-。-;)」


「えっ~~~~~何で?!」


「しよ~よ~」


「仕事が入ったんだ!!」


「イヤだ~やっと会えたのに~(≧0≦;)」


慎一郎の腕を掴んで離さなかった。


「頼むから帰って=3」


女に強引に服を着せて家から追い出すように帰らせた。


「はぁ~(-0-;)」


「頼んでもいないのに裸になるなっての・・・・」


「疲れた~~~~」


ベッドに横になりながら、届いた書類を整理して目を通した。


疲れていたせいか、そのまま眠ってしまっていた。



変な時間に眠ってしまって夜中に目が覚めて


トイレに行こうと廊下に出てみたら、


玄関に携帯電話が落ちているのに気がついた。