だが…以外に大変なのだ…100m位廊下があって…食堂に行くときは…そんなに大変ではないが…戻るトキは…二人分のメシを運ぶから結構重い…だから敬の部屋に着くときはもうヘトヘトなのだ…


ヘトヘトのウチを見て敬はウチの唇にキスをした…

「お疲れこれはご褒美」

………と言いながら…
敬と恋はキス魔と言う所も良く似ている…

昼メシの後…ウチは敬の部屋を掃除した…



掃除が終わるといつの間に夜になっていた…


ああ…またあの長い廊下歩くのかぁ…やだなぁ… 
「麗!今日は外で食べに行こう!」

マジで?!よっしゃぁ!


敬は馴染みの高級和食店へ連れてってくれた…

「いつもの!」って敬が言ったダケなのに…料理がどんどん来る…


その夜は結構楽しかった…敬のコトがいっぱい知れたし…恋の秘密も教えてくれた…

時計を見るといつの間にか1時を回っていた

「私帰ります…今日はありがとうございました」

「帰す気はないけど」

えぇ?

「帰れなきゃ恋が心配します…メールもずっときてるし…」

【今何してる?】とか…【早く帰ってきてね】とか…【会いたいよ…会ってキスしたい…】とか…

「ねぇなんで恋なの?俺たち同じ血流れてるのになんで俺じゃなくて恋なの?」

「いや…それは…恋が可哀想だから…恋は一生ウチを守ってくれそうだから…」

「俺も一生麗のコト守るよ!命懸けで…」


「なんで君たち兄弟はそんなにウチを守る守るって言うんですか?」



「それは…中学のトキ麗に一目惚れしたからダ…恋が中学2年俺が中学1年のトキ…雪が降った寒い寒い夜…恋と俺はヤンキー達に捕まり殴られてた…まぁ…肩にぶつかった人が良くなかったんだよ…俺らはあいつらにすんげぇ殴られて…雪が降ってんのに…俺らダケ傘をささないで歩いてたんだ…そのトキ俺らに傘を差出して」