生涯の記憶の内の 1000000/1 でもいいから私を残してほしいの





先輩はどことなく真っ白な肌に
細い指先でシャーペンを握り


本とノートと筆記用具で勉強していた。


ノートを見ながら、まだ習った事のない
訳の分からない数字の方式を見て私は呟いた。


「ごめんね、いつも勉強の邪魔して・・」