皆が帰り始めた頃、奈緒子がこっちに飛んできた。
「波瑠!!もうどこ行ってたの!?心配したんだから!!」
「ゴメンね!!桜の木で人に会っちゃって、ずっと話してたの!!」
「はぁ…。心配したあたしがバカだったわ…」
ヒドーい;;
「どんな人だったの?人見知りの波瑠が初対面で話せるってことは女だったんでしょ??」
そうなんです…。
あたしって、男の人は信頼出来る人じゃなきゃ緊張して話せなくなっちゃうんです…。
「ううん。男だったよ!!それが不思議でね?全然緊張しなかったの!!」
緊張ってゆうか、むしろ安心感に近かったかな?
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