初めて奏愛とキスした。


「…言っとくけど、ファーストキスなんだからね。」

「だろうね。
あっ俺独占欲強いかもよ。」

「…良いよ…。」



ギュッと抱き付いてきた。


奏愛は今日から俺のモノ。


――ガラッ―


はっ!


突然開いたドア。



誰か来た。



「お~い、いるのか~」


この声は…。


「祥也!!」

「なんだ奏愛此所にいたのか。
卓斗も一緒じゃん!


あっお邪魔だった?」


「「あっ!!」」



抱き付いてた…。



「奏愛にも春が訪れたんだね~

先越すなっつーの。」

「ばーか。」