平凡彼女はシンデレラ

【奏愛】


今、あたしの目の前にはパパがいる…。



おばちゃん家にパパが来た。



気を利かせておばちゃん達は席を離れてる…。



何も会話が無いから気まずい…。



てか何でパパが来たの!?



前代未聞の出来事です…。



「奏愛…ごめん…。」



急にパパが口を開いた。



謝ってすむ問題じゃ無いよ…。



「誕生日忘れてたし…奏愛に怒鳴ったし…。」

「………」

「それに奏愛が苦しんでるって気付いてやれなかった…。」

「気付かないのは当たり前だよ…。パパといる時間なんて無かったもん。」



パパが家にいるのでさえ珍しいのに…。