平凡彼女はシンデレラ


…でもみんな無責任だよ…。



そう思いながら祥助さんの部屋の前。



「祥助さん…。」

「…卓斗か…。入れ…。」

「はい…。」



初めて入った。



奏愛の部屋よりもおっきい。



「……。」



つーか俺何話せば良いんだよ!!



すると祥助さんが話し出した。



「…なぁ卓斗。知ってたか、今日が奏愛の誕生日って…。」

「…知りませんでした…。奏愛もそんな素振り見せなかったので…。」

「だよなぁ~…。」

「でも学園祭の日、来月のスケジュールとかって言ってました…。
それが誕生日だなんて…。」



あの時ちゃんと聞けば良かった…。