平凡彼女はシンデレラ


「良くわかんねぇけど、はいめーちゃん!ケーキ!!」

「ケーキ?」



パパ達は何かまだ分からないんだ…。



「えっ!今日だって…めーちゃんの誕生日だろ?」

「誕生日?」

「そうだよ。今日は奏愛の誕生日だよ。」



答えたのは祥也。



やっぱりパパ達は覚えてないんだ…。



「えっ…奏愛の…?」

「覚えて無かったでしょ?去年もそうだったよ。
祝ってくれたのは祥也とりっくんだけ。
この家にあたしはいらないんでしょ?そうでしょ。」



あたしはパパを睨んだ。


「何その態度?いらないんじゃねお前なんて。」

「祥助!!」



パパはあたしの態度が気に入らないんだ…。