平凡彼女はシンデレラ

【奏愛】


「奏愛ちゃん!どうしたの!?」

「おばちゃん…かくまって…。」

「あ…あぁ…。」



近所のおばちゃん家に入った。



涙が出て来る…。



悲しいよ…。



もう嫌だよ…。



「奏愛ちゃん、落ち着いた?」

「ごめんね、おばちゃん…。」

「いいよ。奏愛ちゃんは孫みたいな存在だから。」

「ありがと…。」

「それより祥也君も来たわよ?」



やっぱり祥也しか追いかけて来ないんだ…。



「はぁっ奏愛!!」

「……祥也……。」

「奏愛が来るって言ったら此所か公園だろ?」

「……うん…。」



祥也…。