ど、どうしよう……
職員室わからない……
10分経った今でも、あたしは同じとこを行ったり来たり。
この学校広すぎるのよっ!
案内板もないし、先生通らないし。
泣くかも……
とにかく見つけなきゃ、とウロウロしているとなんかよくわからない場所に来てしまった。
く、暗いっ。
電気着いてないしー。
ここから離れよう。
と思った瞬間―――
誰かに腕をつかまれた。
暖かい感触。
ゆ、幽霊ではないね。
暗いからよくわからない。
あたしはつかまれた方向へと体を向けた。
そのときだった。
唇になにか押し当てられている。
柔らかい。
もしかして、これ……キスしてる……??
