俺の彼女

バイクにエンジンをかけて俺のヘルメットを彼女に被せた

「え?え?」


戸惑ってあたふたする彼女

「今日って時間ある?」

「え!?
あ、あんまり遅くなれないけど…少しなら。」


「充分。
ドライブしよ。」


彼女を後ろに乗せて
ゆっくりスロットルを回した


ハンドルにかかる重み

背中に感じる
優しい体温



少し早い鼓動


腰に回された
ガッシリした柔らかい腕



その全てが俺を安心させ
興奮させた