俺の彼女

「お姉〜さん♪」


声をかけると
女達は振り返った


「え?」

「何々ぃ〜?」

その顔からは
嬉しそうな笑みと期待の色が伺えた



吐き気がするほど香水臭い女達


「人の事気にする前に自分を気にしたら?

そんなに臭いと男はむしろハエさえも寄り付かないんじゃない?」



極上のスマイルと一緒に言い放つ


「はぁ?」

「何コイツ!?ムカつく!!」
「ウザイんだけど!」


ギャーギャー
喚き出して俺を罵る


だけど
こんなの愛梨が受けた苦痛に比べたら痛くも痒くもない


「もう、いいよ!こんな奴相手にしてらんない!」

「行こ!」