俺の彼女

植物や花を見て


匂いを嗅いだり
触ったり
写メったり



愛梨はクルクル動き回って
楽しそうだった



そんな姿を見るだけで
花なんて興味ないのに


俺も匂いを嗅いでみたくなったり



気がついたら
笑っていた




「腹減ったな…。」



時計を見ると正午を回っていた


「昼はどうする?」


俺の問いかけに
愛梨は持っていた袋を差し出した


「お弁当…作ってみました。」



全身がゆでダコ

今日で何回目だろう


「マジで?!。
じゃ、その辺に座って食べよう。」



芝生の上に座って
愛梨は恭しく弁当を広げた